使い捨てペンライトの仕組み

使い捨てペンライトの仕組み コンサート会場で使われたり、お祭りでよく売られている使い捨てペンライトは、ケミカルライトの一つで、サイリュームとも呼ばれます。
ペンライトの中には、二つの液体が分かれて収納されています。
その液体の成分はそれぞれシュウ酸ジフェニルと過酸化水素であり、この二つは混ざった時、化学反応でエネルギーを発し、発光するという特徴があります。
ペンライトを折り曲げることで中の容器が破られると、流れ出た液体が混ざり合い、光を放つという仕組みです。様々な蛍光色は、液体が化学反応でエネルギーを発する時、周りの色素によって作られるものです。
発熱せず電源不要のため、夜間のトラブルや停電、災害時にも役立ちます。非常に便利なものですが、ペンライト本体が破損した時に飛び散った液体が目や口に入る事故も起こっています。
中の液体の毒性は極めて低いので、もし体や服に付いた場合は慌てず即座にふき取り、洗い流します。
仕組みを理解して折り曲げるときには特に注意し、取り扱いには気を付けなければいけません。

使い捨てペンライトの中身って?

コンサートなどで客席のファンが使う「ペンライ」トのうち、電池式でないものは、化学反応を利用して発行させるもので、別名を「ケミカルライト」と呼びます。
化学反応を利用した「ペンライト」の中身には、シュウ酸ジフェニールと過酸化水素の溶液が入っており、この二つの中身を混ぜた時の化学発光で光を発します。
「ペンライト」の中身には、片方の溶液をガラス製のアンプルに入れられて、そのアンプルがもう一つの溶液と一緒にポリエチレン製の細長い筒に入れられ、密閉されていいます。
「ペンライト」を使う時は、スティックを曲げて内部のアンプルを割ることで2液が混合され、化学反応で発光する仕組みです。
「ペンライト」の過酸化水素や、副生成物のフェノールは、目に入ったり口に入ったりすると一時的に痛みが出ることがあります。万一、目に入った場合は眼科を受診しましょう。
また、筒が破損した場合、中のガラス製のアンプルの破片でけがをする恐れがあるので注意が必要です。